包帯クラブ

ごやっけさぁ

「包帯クラブ」の原作本もDVDも両方みました。
DVDは、原作と違うところもありますので、多少とまどいます。
むしろ、2回目にみると、特有の語り口にもなれて、映画作品の良さがわかりました。

両方みたけど、映画の方がおすすめという人もいます。
その人の感想もよくわかるように思います。
映画の方が、「青臭さ」が薄くなっているというのです。脚本がいい。
原作は、宗教臭いというのですよ。
たしかに、「場所や土地に流れる見えない血」という概念は、アニミズムのようです。

もうひとつ、人の心の傷を共有することですが…
これは、心理学的な心のケアで重要視されている療法のひとつだと思います。

天童荒太の他の作品は、まだ読んでいませんが、今度読みます。
もう少し彼の考え方などを探ってみたいと思いました。

物語のなかでは、主人公たちが、包帯クラブをつくる以前に、方言クラブなるものをつくっていました。
自分が何処に所属しているのか「あいまい」にしたいがために、あらゆる地方の方言をごちゃまぜに使う。
「ごやっけさぁ」は、鹿児島の方言。お世話になりました。ありがとう。の意味…。
映画の中では、とても印象的に使われていました。

ラスト近くのシーン…。テンポがワラに。そして、ディノがワラに。
映画のなかでは、特別な気持ちを伝えたいから、「ごやっけさぁ」と言った…。
そのように、積極的な意味で方言を使いました。

映画も青臭いと思いますよ…

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『巻きます。効きます。人によります。』

昨日。包帯クラブのDVDを見ましたので、ブログも昨日の分として、アップします。

感想は、原作と映画は、別物。でも、良い作品です。
堤幸彦監督は、原作にないストーリーも加えるなどして、
独自の世界観をみせてくれます。
原作とまったく同じ展開を映画にもとめては、いけないですね。

監督さんも、原作を自分なりに要約して、オリジナルを加えた。
なにより、映像作家として、映画ならではのシーンへのこだわり。
市庁舎の屋上に包帯が舞うシーンなど。
若者へ贈る、大人からのメッセージだと思いました。

Photo 堤さんのこと調べていたら、空趣味写真のブログをみつけました。
空が好きなんですね。
どうりで、病院の屋上のシーンや他の挿入カットも、
空がこの上なく、きれいです。心が洗われます。

音楽は、空気のようでした。意識しないけど、絶対に必要なもの。

最後に少し、原作へのぼくのこだわりを書かせてください。

登場人物の設定をもう少し、原作に忠実にしていただきたかった。

ワラのナキの性格もなかったと思いますし、リスキの将来の夢は、
居酒屋ではなく、野菜の有機栽培がよかったです。
ギモは、まったく別人だし、タンシオやテンポも微妙にちがう。
訳がわからないディノは、ワラしか止められない。

こまかいところですが、残念なところでした。

追記

翌日に2回目をみています。何だか、2回目の方が感動的です。

不思議だな。ホント皆さんに、おすすめします。是非見てください。

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包帯クラブ

今日は、のんびりとした一日。
午後から、「包帯クラブ」の原作を読みました。

まず感想として、一番はじめに出てくるのは、
「ああ、自分は両親に守られて育ったんだなぁ、ありがとう」って感謝のことば。
大人になるまで苦労を感じませんでしたので。
時代もよかったのかも知れません。

成人してからは、いろんなことが、たくさんありましたから。これが、自分の実力。

9784480687319

 包帯クラブでは、心の傷の出来かたは、人それぞれ。
 傷の癒し方も、人それぞれ。
 風景と心の中は、つながっていること。

 人が人に傷つけられ、見えない血が流れている場所に、
 包帯をまきつけていくと、人の心の傷が癒えていく。
 気が付くと町中が包帯だらけになっていた…。そんなお話。

ぼくらの子どもの頃、大人たちは、必死になって、戦争の傷を
手当てしていました。おかげで、豊かさを手に入れた。

社会は、幸せに満ち溢れるはずだったのに…
ほころびも、あらゆるところから、見えてきた…

なんとかしたい。だいいちこのままじゃ、心苦しいじゃないですか。

ぼくらは、大人になって何をしてきたのだろう…。
いまからでも、出来ることが、あるんじゃないのか?
どうなんだ、おまえ。
戦いでは、解決出来ないことがあるだろう。

原作者とは、同年代ですから、勝手にそんな風にメッセージを受け取りました。
これも、人それぞれですよね。

自分にも、ほろ苦い思い出とともに、封印してしまった、感情があります。
会って気持ちを伝えなければ、いけない人がいます。


ぼくの「未練通り」かも、知れません。

http://www.chikumashobo.co.jp/special/bandage/

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