想いあふれて
ジョアン・ジルベルトによって歌われたこの曲
現在のボサノバのスタイル
囁くようなボーカル
サンバのリズムをギターでかなでる奏法
この特徴をもった史上初めての作品となった
この革新的なスタイルには謎も多く
悪魔に魂を売り渡した 空白の数ヶ月 というような伝説がある
ちょうど ブルースのロバート・ジョンソンの
「クロスロード伝説」と似ている
歌唱的には フランク・シナトラのシルキーな歌い方や
チェット・ベイカーの中性的な声に 影響されて
囁くような歌唱スタイルに至ったようだ
そして この革新的な ギターは
サンバのリズムを ギターで表現したとのこと
ジョアン・ジルベルトは あくまでも サンバと思って
この「想いあふれて」を歌ったようですが
あまりにも独創的であったため ボサノバという
新しいスタイルになって 後世までのこることになりました
作曲は アントニオ・カルロス・ジョビン
作詞は ヴィニシウス・ジ・モライス
このコンビは イパネマの娘までつづき
数々のボサノバの名曲を生み出しました
イパネマの娘を含む スタン・ゲッツとのレコードは
制作の段階で ジョアンとゲッツの衝突が著しく
喧々囂々のなかで出来上がった作品のようです
二人の間にたったのが ピアノのカルロス・ジョビンだったとか
その妥協をしない姿勢が ボサノバの大ブレイクのキッカケを
つくった作品の登場につながったのだろうか
ジョアン・ジルベルトは 超寡作なミュージシャンであった
あまり多くの作品は 残されていない
何年か前に 70歳を過ぎて 初来日をして話題になりました
<ジョアンとジョビンの歴史的競演>
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